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 関西翻訳ミステリー読書会のお知らせなどをアップしていきます。  関西翻訳ミステリー読書会は、翻訳ミステリー大賞シンジケートの後援のもと、関西で翻訳ミステリーの読書会を行っております。これまでは大阪のみでしたが、12月に神戸と京都でも行います。いずれは関西全域で読書会ができるよう目指しています。  無断転載はお断りします。
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1月の読書会課題書予定・その1『死の蔵書』

『死の蔵書』ジョン・ダニング著/宮脇孝雄訳/ハヤカワ・ミステリ文庫

 デンヴァーの路地で、古本掘り出し屋のボビーの死体が見つかる。デンヴァー警察殺人課のクリフ・ジェーンウェイ巡査部長が、古書蒐集の趣味を生かしてボビーのアパートを調べてみると、高額で取引されるだろう本が何冊か隠されていた。ボビーの知り合いや取引のあるデンヴァーの古書店に聞き込みをすると、ボビーは掘り出し屋の仕事から足を洗えるだけの、大量で高価な古書取引をしようとしていたらしい。取引の相手は、亡くなった伯父の遺産を相続した兄妹だった。兄妹の蔵書を手に入れた後、ボビーは殺された。文無しのボビーに蔵書を買う資金を誰かが渡したはずだし、大量の蔵書がどこかにあるはずだ。しかし捜査は進展しないまま、時間だけがすぎていった。
 その後クリフは暴力的な噂の絶えない裕福なビジネスマンで、宿敵ジャッキー・ニュートンを叩きのめし、マスコミからの暴力警官として非難を受けて警察を辞める。前々から仕事に嫌気がさしていたので、その機会に古書店を開く。そして事件が風化しはじめたと思われた頃、ボビーと組んでいたピーターがクリフの店の従業員とともに殺される。クリフは事件を終わらせるため、独自の捜査をはじめる。
 警察官から古書店主に転職したクリフ・ジェーンウェイ・シリーズ1作目で、1992年ネロ・ウルフ賞受賞作(フェアな謎解きミステリに送られる)。警察小説、あるいはハードボイルドっぽい雰囲気ではじまるが、しだいに本格ミステリの様相を呈してくる。ひとつひとつパズルがはまっていくのが気持ちよく、最後の一行にしびれる。古書にまつわる蘊蓄が折りに触れて語られるのも、このシリーズの魅力のひとつ。

クリフ・ジェーンウェイ・シリーズ
『死の蔵書』宮脇孝雄訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
『幻の特装本』宮脇孝雄訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
『失われし書庫』宮脇孝雄訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
『災いの古書』横山啓明訳/ハヤカワ・ミステリ文庫
『愛書家の死』横山啓明訳/ハヤカワ・ミステリ文庫



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